【新唐人日本2010年12月17日付ニュース】中国の新疆ウィグル自治区のある建材工場で、10名余りの知的障害者が強制労働につかされていたことが最近発覚。家畜のようにこき使われて、給料もなく、脱走した場合には、リンチにあっていました。
中国新疆ウィグル自治区のあるエコ建材の工場で、最近、知的障害者が奴隷同然で働かされていたことが発覚しました。
彼らは、家畜のごとく働かされ、ご飯も犬と同じ鍋でした。ある記者の取材によると、工場内には、くるぶしを超えるほどの粉塵がつもり、風が吹くと、粉塵が口や鼻から入ってきます。従業員の頭、服も粉塵でまみれているものの、誰もマスクをつけていません。あかぎれだらけの従業員もいました。工場に来て2年、風呂にも入っていない人もいます。
従業員の多くは、動作が緩慢で、視線もうつろです。李興林工場長によると、従業員はみな、四川省のホームレスの施設から連れてきました。工場は最初に9,000元を払ったほか、毎月1人当たり300元の給料を施設に払っています。工場から1人失踪すれば、施設に1,000元賠償します。
ネットで調べたところ、四川省渠縣のホームレスの施設は、2007年、障害者を働かせて暴利を得たほか、リンチでホームレス1人を死なせました。
しかしこの事件の後、2008年9月、ホームレスの施設は今回の工場と労働契約を結びました。地方政府の監督不行き届きを疑う声が出てきています。
新唐人記者がお送りしました。
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